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内容見本1 | 株式会社 講談社サイエンティフィク

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Academic year: 2018

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46 第 2 章 骨盤・胸郭リアライメント法(PTR プログラム)

<ストレッチポールを使用しない方法>

ストレッチポールがない場合は,または何らかの理由でストレッチポール上でのエクササイズ ができない場合は,床上でのフロアーソラコンを推奨する.“胸郭スライド”は床上ではできな いので,“胸郭スライド”の代わりに“自動骨盤ローリングテスト”(図 2.9a)をエクササイズと して実施する.骨盤を左右に回転させることで,左右の胸郭が交互に床に押し付けられることに なり,胸郭全体のモビライゼーションが得られる.他の 5 種目は床上で行うことで代用が可能で ある.

<補足>

ソラコンを数回実施することにより,前述した評価法にて判定される胸郭周囲の軽度の問題は 効率的に改善される.しかしながら,胸郭のアライメントや可動性の異常は小児期を含めて長期 間にわたって潜在的に存在している場合が多く,ソラコンのみで根深い問題の改善を得ることが 難しい場合もある.その場合は,胸郭の変形パターンや可動性,スティッフネスを触知しつつ, 徒手的に補足のモビライゼーションを行う.

⑤ 肩 Z 回旋(図 2.46)

【目的】 肩甲骨の後傾・内転の促進

【方法】 ストレッチポール上の基本姿勢から, 両肘を床につけたまま両肩外転 60°とする.こ の状態から,一側の肩を外旋,反対側を内旋 させて,両腕で Z(ゼット)を形作る.この とき,胸郭を挙上しつつ,外旋側の肩甲骨を 十分に後傾することを意識する.

【解説】 60°外転位での外旋において,肩甲骨 は内転・後傾する.上・中位胸郭の挙上と連 動した肩甲骨の内転・後傾可動域の拡大を図 るとともに,胸郭および肩甲帯の安定化を図る.

⑥ 頚椎回旋(図 2.47)

【目的】 頚椎回旋可動性の分散

【方法】 ストレッチポール上の基本姿勢から,頚椎を 60 ∼ 80°程度回旋させる.その状態で,両膝を左右に軽く揺らし, 骨盤ローリングを行う.骨盤の振動が胸郭を軽く揺らすよう, 体幹の筋を脱力させておく.骨盤から胸郭へと振動が伝わる 中で,頚椎回旋を胸椎も含めた広範囲の脊椎に分散させる.

【解説】 頚椎回旋における上位胸椎の運動連鎖を獲得させる ことを目的としている.頚椎回旋位での骨盤の振動は,徐々 に胸郭・胸椎に伝達され,上位胸椎にも伝達される.その振 動を持続することにより,頚椎の一部分に集中していた回旋 角を上位胸椎も含めた幅広い領域に分散させる効果が期待さ れる.

参照

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